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ボーマン膜の除去について

レーシック手術における、ボーマン膜の除去の安全性やデメリットなどの考察を
まとめたページです。レーシックに興味のある方は参考にしてください。

視力矯正手術の表の、PRK、ラセック、エピレーシック手術の概要のところで
この手術はボーマン膜を失います。」 と記載しています。
ボーマン膜とは、角膜を構成する5層のうち表面である

「角膜上皮層」の一つ下にある層

のことです。この下に角膜実質層が来ることになります。
外側から順に角膜上皮層、ボーマン膜、角膜実質層・・・となるわけです。
ボーマン膜とはのページに位置関係の詳細を掲載しています。

なおボーマン膜は再生しないので、術後は失われます

〜表面照射手術の秘密〜

(表面照射手術というのは、つまりPRK、ラセック、エピレーシックのことです。
レーシックと区別するためにひとくくりにして呼ばれます。これに対しレーシックは
層間照射と呼ばれます。)

このボーマン膜については、特別役割を持たないという意見があれば、角膜の強度を
保つ役割を持つという意見もあり、視力矯正手術での存在の是非が議論されています。
どのような思惑があるにせよ、
ボーマン膜除去後の角膜は若干強度が弱くなっていることは事実です。
術後、点眼麻酔した眼球の角膜表面を綿棒で押すと波打つような感じになるというのです。
このことは、視力矯正手術で有名な錦糸眼科の病院でも説明されています。
レーシック手術のフラップ同様、日常生活には全く支障は無いことも事実ですが。

PRK、ラセック、エピレーシック手術は特に「角膜が薄い人向け」と謳われています。
実際そうだと思います。レーシック手術では、フラップが角膜実質層も持って行ってしまう
ため、削ることが出来る量が少なくなります。角膜実質層は 0.25mm 残すべきであり、
角膜が薄い方にとってレーシック手術は危険なものにしかなりません
(イントラレーシックならば角膜が薄い方でも対応できるケースがあります)。

しかし、「格闘技などの激しいスポーツをする人向け」と謳われてもいます。

実はこれは100%正しいわけではありません。

PRK、ラセック、エピレーシックも、
結果的にボーマン膜を失うことで角膜強度を下げているので、格闘技など眼球に
強い負担がかかる恐れがあるスポーツには向かないということになります。
例えレーシックよりも角膜実質層を削る量が少ないとは言え、このボーマン膜の存在を
抜きにして良いものか、少し疑問です。

まとめると、表面照射手術(PRK、ラセック、エピレーシック)はいずれも、

・神経が通る「角膜上皮層」を削るので術後に痛みが生じる。

・ボーマン膜を除去することで、角膜の強度を下げる。

ということになります。